「月刊朱鞠内湖」創刊!─ 遊漁規則変更のお知らせ|NPO法人 シュマリナイ湖ワールドセンター
2013 October

「月刊朱鞠内湖」創刊!─ 遊漁規則変更のお知らせ

  • 2013年
  • シングルフックバーブレス
  • キャッチ&リリース
  • トラウト
  • イトウ
  • 遊漁規則

20131001

「月刊朱鞠内湖」創刊!

ホームページのリニューアルに伴い、今月から新しい企画が始まりました!
「月刊朱鞠内湖」のページでは各施設でのホットな話題やニュースなどをお届けしていきたいと思います♪

今年は10年に1度の漁業権の切替えが行われました。
朱鞠内湖淡水漁業協同組合の遊漁規則が大きく変更しておりますので、今回はその事について書こうと思います。
遊漁料、遊漁期間、キャッチアンドリリース、使用できる針の種類、遊漁エリアなどが主な変更点です。

新規則についての詳細については釣りのページでご確認下さい。
遊漁規則・注意事項 »

キャッチ&リリース

イトウは5月1日~12月10日までの期間は必ずリリースすることが義務づけられました。
ただし、冬はシーズンで1匹だけ65㎝未満のイトウが持ち帰りが可能です。
これは65㎝以上のイトウは産卵に参加できる個体であり、持ち帰られると資源に影響が出るおそれがあること、 地元では昔からイトウを食べていた文化があり、地元の組合員方の多くの意見で 「夏は美味しくない。冬の大きすぎない中型のイトウが美味しい という意見に基づいて作られたルールです。

このルールは釣り人にだけ厳しいルールではありません。
夏は漁業者もイトウに関してはリリースが義務づけられました。
また、さし網漁は禁止と致しました。コイを獲るためのさし網にイトウがかかるためです。
さし網にかかると動きがとれなくなるため、かかったイトウの多くは死んでしまいます。 さし網による混獲を防ぐために漁師さんにも非常に厳しい規則となりましたが、イトウの保護のためにご協力頂けるとの同意を頂きました。

これらのルール改正は、今後、イトウの資源に大きく影響していくことだと思われますので、 引き続き産卵床調査などでイトウの増減を調べていきたいと思います。

シングルフックバーブレス

イトウ、湖沼型サクラマス、アメマスの遊漁にはかえしのない針で2本以内とし、ひとつの針に2本以上ついている針、又は3本針(トリプルフック)の使用は禁止されています。
これはトリプルフックなどによるイトウへのダメージが大きいと考えられるために今回新たに盛り込まれた規則です。

近年、イトウをリリースして下さる釣り人は増えましたが、それでもリリースに時間がかかってしまい弱っていくイトウや針のダメージで出血しているイトウが多くいます。
今年は50cmほどのイトウが多く釣れていますが、そのイトウ達が1mを超すまでにはあと10年近くかかると思われます。
他の場所でのフッキング調査(イトウの口の中に釣られた針痕の調査)では、1年に4~5回釣られているイトウも多くいたそうです。
単純に計算するような問題ではありませんが、これから先、10年の間で40~50回も釣られるとしたら・・・
トリプルフックよりもダメージの少ないシングルフックの方が生存できる可能性は高いでしょう。

昔は朱鞠内でも1m20~30cmのイトウがいたと言われていますが、近年ではメーターオーバーもめったに見られることはありません。
私達はメーターオーバーのイトウがたくさん釣れる湖になることを望んでいます。
イトウはメーターを越える可能性をもった日本最大の淡水魚です。
私たちは希望をもってこの10年イトウの資源保護し、成長を見守りたいと思いますので、ぜひ釣りを楽しむ皆様にも一緒にご協力頂きたいと思っております。